全日本剣道連盟
会長 真砂 威
これは全剣連の月刊誌『剣窓』令和7年(2025)12月号に掲載された、新企画の「みちしるべ」の内容です。本誌をご購読いただいていない方のために転載いたします。
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もう18年も前になりますが、平成19年(2007)3月に「剣道指導の心構え」が制定されました。
これは「剣道の理念」と「剣道修錬の心構え」(昭和50年3月制定)をより身近なものとして感じられるよう配慮され制定されたものです。その内容は、「竹刀の本意」「礼法」「生涯剣道」の3項目にまとめ上げられています。
制定後、当時の武安義光会長が総務・広報編集小委員会委員の私に、「『剣道指導の心構えに』関連して何か書いてみないか」と指示がありました。
私はこれを、「剣道指導の心構え」に示されている文言だけではなかなか理解しにくいので、実際の指導現場で生かされるよう、具体的な内容について書き綴ることか、と解しました。
この指示を受け、同年の『剣窓』8月号から『剣道みちしるべ』と題し、平成22年(2010)1月号まで30回にわたり書き記しました。目次は左記のとおりです。
15年あまり前の記述ですが、なお現在も同じ問題を抱え続けていることに目を見張るばかりです。
第1回 全剣連発足55周年に寄せて
第2回 次世代をどう育てるか
第3回 剣道の国際性について
第4回 中学校武道必須化へ
第5回「剣道指導の心構え」について①
第6回「剣道指導の心構え」について②
第7回「剣道指導の心構え」について③
第8回 剣道の国際的普及について
第9回 時代とともに
第10回 〝三所避け〟はなぜ悪か
第11回 「真剣勝負の精神」について
第12回 「剣道写真コンテスト」によせて
第13回 胴技について
第14回 「術」から「道」へ
第15回 警察における「術」と「道」
第16回 剣道の真価
第17回 目付けについて
第18回 心すべきこと①
第19回 心すべきこと②
第20回 心すべきこと③
第21回 教育への取り組み
第22回 侍の国、日本
第23回 道徳の国、日本
第24回 「道」について
第25回 節操の危うい国、日本
第26回 恥と名誉について
第27回 警察における取り組み①
第28回 警察における取り組み②
第29回 国際剣道のこれから
第30回(最終回) 剣道の本質と競技について
これは現在、全剣連のホームページに転載されていますので、興味のある方はぜひご覧ください。
[剣道・居合道・杖道を知る]→[図書]→[剣道みちしるべ]と進んでください。
このコーナーは第30回(最終回)を一区切りとしましたが、引き続き掲載を望む声も少なからずいただきながら、実現がかなわぬまま今日に至っていました。
このほど『剣窓』編集小委員会において、「以前、武安会長が執筆されていた『まど』のように剣道界の現状と展望について読者に知っていただく企画があっていいのではないか」との提案があり、再び私どもにお鉢が回ってきたというわけです。
『剣道みちしるべ』の続編と申しましょうか。ただし、この企画の趣旨から、広く『みちしるべ』と題することとしました。
長らくB5版であった『剣窓』ですが、来年(令和8年)1月号からA4版でリニューアル発刊いたします。活字が大きく見やすい紙面で新しく生まれ変わる『剣窓』です。
この新版に呼応したかたちで『みちしるべ』を始動させたいと思います。どうかご高覧のほどよろしくお願いいたします。
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